私が受験した全国模試(本番約2か月前)の結果
私が司法試験受験生直前期に受験した全国模試の結果を公開します。全国模試を受験した際の基本戦略は①時間配分や形式面に配慮すること②配点の大きい部分を見抜いて重厚に論じることでした。
【順位と評価】
総合 50位台/1572人(A)(上位約3%)
論文 50位台/1568人(A)(上位約3%)
短答 250位~300位/1536人(B)(上位約18%)
【論文】
公法A(約3%)[憲法A(約5%)・行政B(約20%)]
民事A(約5%)[民法A(約7%)・商法A(約3%)・民訴C(約30%))
刑事B(約11%)[刑法A(約9%)・刑訴B(約25%)]
選択B(約30%)
※パーセンテージは上位からのものです。
|辰巳全国公開模試の結果
【順位と評価】
総合 100位台/2565人(A)(上位約4%)
論文(A)(上位約6%)
短答(A)(上位約7%)
【論文】
公法A(約6%)[憲法A(約15%)・行政A(約16%)]
民事A(約18%)[民法A(約18%)・商法A(約9%)・民訴C(約50%))
刑事A(約2%)[刑法A(約10%)・刑訴A(約1%)]
選択B(約30%)
※パーセンテージは上位からのものです。
|模擬試験への取り組み方
司法試験の模試と本番とは結果が相関しないという意見もよく聞きます。しかし、模試でA判定を出すと本試験でも高い合格率になることは統計上明らかになっています。その理由は模試と本試験の共通部分にあります。模試と本試験とは、基礎知識、事実の量、文章の読みやすさ等の加点要素は共通していると考えられます。そのため、これらの要素を押さえられている受験生は、模試でも本番でもよい点がつきます。時々「模試には強いけど本番には弱い」というタイプがいます。こういうタイプは「ひねり」に弱いといえます。すなわち、模試レベルの「ひねり」なら対応できても本番レベルの「ひねり」には対応できないというものです。そのような場合、本試験の過去問を分析したうえで、基礎知識と過去問をどのようにつなげるかという「回路」をきちんと構築する必要があると思われます。